Healbe Gobeが来た! ファースト レビュー。

Healbe Gobeというフィットネスバンドが来ました。

どういうものか簡単に言うと、「自動で摂取カロリー、消費カロリー、心拍、ストレス、睡眠などいろいろ記録できる活動量計」という感じでしょうか。

Indiegogoというクラウドファウンディングでキャンペーンをやっていたのが、たしか2014年の1月か2月くらいからだったような。
当初、2014年6月の発送を目指していたプロジェクトでしたが、遅れに遅れ、今年に入り発送が始まったと言うことでちらほら届いた報告が海外ではあったのですが、かなり早い段階で申し込んだはずの僕の所にはいっこうに届かず。

まぁ、クラウドファウンディングなので温かい目で見守るしかないですけどね。
面白いからたまに「いったいどういうこと!?」みたいなメールしてみたりして。

それで先週の金曜日2015年7月24日におもむろに届いていたという次第です。
事前に出荷したというメールが来るはずでしたが、そういった連絡は一切無く。



こんな感じで。
同じくクラウドファウンディングでとどいたAmiigoというフィットネスバンドは梱包適当でしたが、これはこのまま売っててもおかしくないちゃんとしたパッケージですね。

透明のプラスチックケースで見えている部分に本体とシリコンバンド、下側に簡単なマニュアルと充電器・USBケーブルが入っています。

Gobeは何ができるかというと、

●摂取カロリーを計測する
●消費カロリーを計測する
●水分摂取量を計測する
●心拍・血圧を計測する
●睡眠を記録する
●ストレスを計測する

という感じです。
ざくっと書いちゃったけど、このひとつめ「摂取カロリーを計測する」というのが超画期的で、よくあるフィットネス系サービスのように自分で記録するのでは無く、この機械が自動的に計測してくれるのです。

腕に付けているだけで、何カロリー摂取したかが分かる!というのはすごいことで。
どういう仕組みなのかよく理解できないんですが、独自のFLOWテクノロジーとか言うものをつかって、計測・計算するんだそうです。

とにかくまずは充電!
充電中の表示もちょっとカッコイイです。


細かいレビューはまたそれぞれ書いていくとして、まずはざっと。


■■装着感
心拍を計ったりする都合上、かなりタイトに装着する必要があるようです。
巻き付けるというより、腕を挟み込む様な感じがします。
バンドを腕に装着したとき、左右(横)は余裕があるのですが、楕円形になって、ユニットとユニットの反対側で挟んで肌にセンサーを密着させる感じ。
最初はきついかなと思ったけど、なれればどうってこと無いです。

防水でシャワーもOKですが、シャワーすると水滴が拭き取れずに不愉快なので、結局一回取る感じになります。

ユニット自体はかなりでかくて存在感あります。


■■摂取カロリー計測
なにはなくともこれ!
とにかくGobeのウリであるこの機能がどうなのかというのが一番気になるわけです。

確か公式サイトの記事では85%くらいの精度とうたっていた気がします。
500kcalの食事をしたとして、425kcalから575kcalの間にだいたいおさまるということですね。

結構ずれるじゃん、と侮るなかれ。

メニューに表示されているカロリー表示は材料ベース。
そのカロリーを全て取り込んでエネルギーに変換するには、皿に残ったソースまできっちっと舐めとり、消化器が余すところなく養分を吸収する必要があります。
さらに言えば、コックさんのさじ加減ででる誤差も無いと仮定しなければいけません。

つまり、500kcalとメニューに表示されていても、実際に500kcalエネルギーを得ているわけでは無い、と。

Gobeは(メーカーの理論によると)、実際に吸収されたエネルギーを計測するため、上述のようなロスがない。
その点を考えれば85%という精度はかつて無いほど正確である、というのがメーカーの主張です。

それについては同意します。
・・・ちゃんと動けばね。(笑)

実際の所、摂取カロリーの計測は全自動ではありません。
食事の前にGobe本体のボタンを押して食事を始めることを知らせた方が精度が上がるようです。
もし忘れてしまっても、アプリを立ち上げたときに、食事をしたと思われる時間についての確認がでますので、その時に設定してもOKです。

さてその実際の精度について。
これはまだ使い始めたばかりで例が少なくよく分かりませんが、昨日、昼食時に815kcalと表示されている食事をして、前後でGobeの計測値を観てみたところ、約630kcalの表示でした。
815kcalの85%は約693kcalなので、ややズレが大きい印象です。

ただし前述の通り表示カロリー分全てを摂取できている訳ではない点を好意的に解釈するとまぁ許容範囲と言えなくも無いような気がしてます。

この精度についてはもっと検証してみないと分からないので、データが集まったらまた書きます。


■■消費カロリー
消費カロリーの計測ができる機械はもう星の数ほどあるのですが、僕が前々から使っているFitbitOneとの比較で話します。

FitbitOneは加速度センサーと高度計だけで心拍は測れませんので、消費カロリーはあくまで概算と思っています。
僕は毎朝、娘を自転車で保育園に連れて行くので、そこは結構なカロリーを消費しているはずですが、FitbitOneでは自転車はそもそも測りにくいし、娘を乗せているという負荷も計測不能です。
あと、ジムでのマシントレーニングもね。
対してGobeは心拍など他のデータも合わせての計算になるので、より精度は高いと期待しています。
(ただし、どちらが正しいかというのは本当のところは分かりませんけどね)

上記を踏まえた上で、昨日の消費カロリーの記録は

Fitbit:2133kcal
Gobe:2555kcal

ということで、予想通りGobeの方がやや多めに出ます。
自分の食生活を振り返ってみて、2500kcalくらいは摂っていると思うし、それで太らないので、多分Gobeが正確なんじゃ無いかと予想します。


■■水分摂取量
水分摂取量も、なんだかある程度自動で計測しているっぽいのですが、実際に飲んでいるほどにはカウントされません。
この項目のみ、アプリでコップマークをタップして、手動で記録することができます。
正確に計測できないことを認めた仕様だろうか。
でも自動で少しは計測しているという点が不思議です。謎仕様です。
まぁ基本的に水分は十分摂っている方なので、自分的にはここはあまり気にしてないです。


■■心拍
まぁまぁ正確に出ているような感じです。
これも今度Jabra Sport Pulseと比較してみたいです。
難点は、現時点の心拍数のみ具体的に数字で表示されるものの、過去の数字は正確には観られず、折れ線グラフしか表示されない点。
だいたいの遷移は分かるけど、数値も観られるようにして欲しかったかな。
→これは、Healbeのサイトでマイページにログインすることで見られました。


■■睡眠
特に操作の必要なく、寝ると自動的に睡眠が計測されます。
睡眠の深さなどの状態も記録します。
Quality61%とか表示されるけど、良いのか悪いのか分からないのが難点。
でも、面白いです。


■■ストレス
ストレスレベルが5段階で表示されます。
ちゃんと仕事中は少し高く、昼休みは下がってました。


■■バッテリ
マニュアルには、100%まで充電すると平均的な使用で3日持つと記載がありましたが、実際は2日持ちません。(1.5日よりは持つかな)
これが微妙なところで、Gobeは睡眠や食後のカロリー吸収を計測するため、24時間付けている前提ですので、充電が基本毎日ということになると、いつ充電すれば良いか、困ります。
(普通の万歩計なら、食事時など歩いていないときは外して充電できる)

実はGobeは、1つのアカウントに5台までひもつけられるようになっていて、最初理由が分からなかったけど、バッテリ充電中に別のGobeに乗り換えるためなんだと思いました。
充電中で使えないときは、別のGobeで計測を続けられると言うことですね。

えー、みたいな。
そうと知っていれば2個頼んだかもしれない。
いやいや、そもそもそんな前提どうなのよ、みたいな。

とはいえ、使っていく内に、いつ充電すれば良いかという使用スタイルも見えてくるかと思います。


■■まとめ
摂取カロリーの計測はいまいち怪しいです。
が、一応数値は出ているし、使い方、もしくはファームウェアアップデートなどで精度が改善されるかもしれません。
心拍を計ってくれる活動量計が欲しい!ということであればFitbit ChargeHRなどの方が小さいし電池の持ちも良いのでおすすめです。(笑)


続く!(多分)

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