深き森の奥へ(スタートレックディスカバリー レビュー / EP1-9)

スタートレックディスカバリー、シーズン1のエピソード9。
このエピソードでいったんの区切りとなり、次の放送は2018/1/7となるそうです。

ディスカバリーがスタートレックの新作としてどうなのかな、と疑いながらの視聴でしたが(笑)、気づいてみれば毎週楽しみにしていました。
しばらく新作が出てこないのが寂しい限りです。

(以下、ネタバレ含む)

■あらすじ
パーヴォに出現したクリンゴン船は、シェンジョウと戦った因縁の死者の船だった。
ディスカバリーを失いたくない艦隊司令部はロルカに退却命令を出す。
ロルカは表向きはワープドライブで退却をするが、実は胞子ドライブを使わずに時間を稼いでいた。
クリンゴンの遮蔽装置を破る手段が見つかり次第、戦場にもどるつもりだった。

ディスカバリーが採用した作戦は、クリンゴン船に上陸部隊を送ってセンサーを設置、133回の胞子ドライブのジャンプを繰り返して信号を観測することで遮蔽を見破るという方法だった。

上陸チームのバーナムとタイラーはセンサーの設置場所に向かう途中、捉えられたコーンウェル提督とルレルを発見。
タイラーはルレルの虐待により受けた精神的なショックが蘇り行動不能になってしまう。

バーナムはタイラーを置いてブリッジに潜入し、センサーの設置に成功した。
ディスカバリーは死者の船が遮蔽したのにあわせ、胞子ドライブでのジャンプを開始する。
しかし、ディスカバリーの行動を不審に感じたコルは撤退しようとしていた。
バーナムは時間を稼ぐため、名乗り出てコルとの一騎打ちに挑む。
次第に追い詰められるが、間一髪、ディスカバリーのスキャンが完了し、バーナムおよび、タイラー、コーンウェル、そしてルレルはディスカバリーに転送された。

遮蔽装置を無効化された死者の船はディスカバリーによって撃沈された。

ルレルはディスカバリーで捕虜となる。
バーナムはタイラーの心の傷を知るのだった。

無謀な数のジャンプを成功させたスタメッツは、最後の1度だけ、帰還の為のジャンプをすると言った。
しかしそのジャンプでトラブルが起こり、ディスカバリーは未知の場所に転送されてしまった。

■感想
ん~、個人的にちょっとイケテナイと僕が思ってしまうのは、133回のジャンプはかっこいいのに、わざわざ上陸チームがセンサーを設置しに行かなくてはいけないところ。
コーンウェルを救い出し、ルレルも今後に絡ませ、アクション的な見せ場にもなっているけれども、作戦としては成功率が低すぎるんじゃ無いかと思ってしまいます。
スタートレックってヒーローモノじゃないからさぁ、もうちょっとロジカルな展開を期待しちゃうんですけど、これはどっちかって言うとアナキン・スカイウォーカーがやることだよね。(笑)

なんと言っても一番活躍したのはスタメッツ。
途中で三途の川的なものを見てると思いますが(笑)、成功させた上に、なんか悟りまで開いちゃったかもしれません。
そして、要らないって言われたのに、みんなを無事に連れて帰るため最後のジャンプまで申し出るかっこよさ。
初登場時に、スタメッツがここまでかっこよくなると、誰が予想したでしょうか。

しかし、最後のジャンプは失敗でしたね。
とりあえずしばらく胞子ドライブは使用不能になってしまうのではないでしょうか。
胞子ドライブが使えたら、いつでも前の場所に戻れちゃうもんね。
これ、後半の展開、読めないなぁ。

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